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3DCGソフトウェアBlenderの紹介 [Blender]

はじめまして。
しばらくシリーズものとして、3DCG初心者の方へ向けてのBlenderというソフトウェアの紹介を行っていこうと思います。

第一回の今回は、Blenderの特徴についての説明です。

Blenderのなによりもの特徴、
それはBlenderがオープンソースのフリーソフトウェアということです。
3DCGのソフトウェアで有名なものというと、オートデスク社のMayaや3dsMaxというものがありますが、それらの永久ライセンスの値段はMaya、3dsMaxともに約70万円という非常に高額な値段となっています。
それがBlenderの場合はタダで使用できてしまうわけですから、これだけでも十分、Blenderを使用する理由にはなると思います。
またBlenderはオープンソースのソフトウェアです。
オープンソースということはつまり、いろいろな人が自由にこのソフトを良くしようと改良を加えていくことができるということです。したがって、ソフトの開発速度が他のものと比べて非常に早くなっています。
Blenderはもともとオランダで開発されていたソフトウェアでしたが、そのオープンソースであるというかいがあって、日本語にも対応しています。
開発が早いと聞いて、「次々と機能が増えていったら覚えるのが大変なのでは・・・?」と心配してしまう人もいるかもしれませんが、その必要はありません。必要最低限の知識だけでもきちんと3DCGを制作することができるようになります。それに+αという形で、もっとこんなふうにしてみたいと思った人が、より高度な表現に取り組むことができるのもBlenderの特徴のひとつです。

個人的に、Blenderは3DCGの制作に慣れている人よりも、3DCGに初めて触れるという初心者の人の方が、飲み込みが早いのではないかと思います。
というのも、Blenderは他のソフトと操作方法がまるで違っていて、他のソフトに慣れていた人からすると、これまでの慣れがかえって使いづらさに通じてしまう可能性があるからです。
けれどもBlenderのその特徴的な操作方法というのにもきちんと理由があって、それは3DCG制作に最適化するための、3DCG専用の操作というものを彼らが採用しているからです。
例えば、普段パソコンを使う時にフォルダなどをつかむボタンといえば左クリックですが、Blenderの中では右クリックとなっています。しかし、それは効率よく操作を行うための、練りに練られた配置なのです。
Blenderを使用してだんだん慣れてくると、その操作性の良さの虜となってしまって、他のソフトウェアがずいぶん使いづらく感じてしまうこともあります。
こういうのもBlenderの魅力のひとつですね。

それから、これらの部分の良さを実感できるのは、少し慣れてきてからの話になると思いますが、Blenderは非常に万能なソフトウェアであるということも言えると思います。
・ペイントソフト
・テキストエディタ
・動画編集ソフト
・ゲームエンジン
・Pythonスクリプト
などなどが、Blenderに中にすべて入っています。


これはBlenderが公式に作ったアニメーションですが、3DCGはもちろんのこと、編集から何から何まで、すべてBlenderひとつで行われているそうです。驚きですね・・・。

さらにBlenderは互換性にも優れていて、Blenderで作ったファイルを別のソフトウェアで使用したりすることも可能です。

また地味にすごいのが、Blenderはパソコン本体にインストールしなくても使用できてしまうんですね・・・。
ということはつまり、USBメモリの中にBlenderを保存しておけば、どのような場所でも、そのまま自分が使っていた環境のままで作業を行うことができるのです。

他にもBlenderの魅力はたくさんあると思いますが、初心者の人がBlenderを使ってみようという理由になりそうな部分はおおよそ紹介できたと思います。

次回はBlenderのダウンロード方法について紹介しようと思います。
それでは。

タグ:blender

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